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出願番号特願平11-0516811999/02/26
国際出願番号
公開番号特開2000-2453932000/09/12
公表/再公表番号
国際公開番号
公告番号
請求公告番号
登録番号特許第3382871号2002/12/20
評価スコア係数
AECIL
発明の名称健康食品
出願人・権利者株式会社東洋新薬
発明者・考案者服部利光
代理人南條博道
要約
請求の範囲
【特許請求の範囲】
【請求項1】 キャベツの乳酸発酵エキス末、食物繊維、乳酸菌、オリゴ糖及びコラーゲンとを含有する健康食品。
利用分野
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、健康食品に関する。
従来の技術
【0002】
【従来の技術】従来から、美肌のために化粧品が用いられている。しかしながら、化粧品の使用は局所的、対処的なものに過ぎないため、本当の意味での美肌とならない。すなわち、肌の健康は体、特に内臓の健康を反映するものであるから、体を健康にして、肌を健康にすることが好ましい。
【0003】このため、種々の健康食品が使用されている。例えば、特開平10−165138号公報には、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸を含むムコ多糖類と核酸(DNAとRNA)と必要に応じて、ドコサヘキサエン酸(DHA)を含む美容健康食品が記載されている。この美容健康食品は、皮膚を構成するムコ多糖類を主成分とするため、肌に対する美容効果はあると考えられるが、体自体を健康にした美容効果を目的としたものではない。
【0004】さらに、特開平8−205835号公報には、コラーゲン粉末と杜仲茶エキスとを含有する飲料が記載されているが、これも皮膚の成分補給の域に止まり、体自体を健康にして、美肌とする目的ではない。
【0005】従って、真の意味での健康を目的とした健康食品、特に美容によい健康食品は未だ得られていないのが現状である。
課題
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、体自体を健康にして、美容効果を高める食品の開発が望まれている。
手段
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を解決するために行われたものであり、キャベツ発酵エキス末、食物繊維、乳酸菌、オリゴ糖及びコラーゲンとを含有する健康食品に関するものである。本発明により、体を健康にし、そして、美容効果に優れた健康食品が提供される。
効果
【0034】
【発明の効果】本発明のキャベツ発酵エキス末、食物繊維、乳酸菌、オリゴ糖及びコラーゲンを含む健康食品は、体自体を健康にするとともに、美容効果を奏することができる。
実施例
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の健康食品には、キャベツ発酵エキス末、食物繊維、乳酸菌、オリゴ糖及びコラーゲンとが含まれる。
【0009】キャベツ発酵エキス末は、例えば、以下の方法で製造される。まず、キャベツを4つ切にして水洗いし、カッターミキサーで粉砕し、発酵させる。発酵は、キャベツ3Kg当り、水1L及び乾燥乳酸菌(ラクトバチルス・プランタム)末0.5gを添加し、よく攪拌して、適切な温度と時間(例えば、30℃、2日間)行う。発酵終了後、発酵物を遠心分離して上清を回収し、加熱、濃縮して、さらに加熱殺菌し、デキストリンをキャベツ3Kg当り200g加えてスプレードライすることにより、キャベツ発酵エキス粉末が得られる。
【0010】なお、本発明で、キャベツ発酵エキス末というときは、加熱殺菌後、デキストリンを加えたペーストないし液状の発酵液をも含むものとする。
【0011】キャベツ発酵エキス末は、良質なアミノ酸を豊富に含み、抗酸化作用、腸内環境の整備という役割をになう。良質なアミノ酸を豊富に含むことにより新規な皮膚の合成を活性化し、抗酸化作用でしみ、そばかすを防止ないし、減少させ、腸内環境の整備により、新陳代謝の活性化、便秘の改善、老廃物の除去を通して、体を健康にするという作用を有している。
【0012】食物繊維には、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維とが含まれる。どちらか一方でもよいが、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維との両方が含まれていることが好ましい。不溶性食物繊維は、大腸がん予防効果、腸内環境の改善効果を有するが、これに水溶性食物繊維を添加することにより、コレステロールの吸収抑制、食後血糖値の上昇抑制効果が高められる。水溶性食物繊維と不溶性食物繊維とを添加する場合、その配合量に特に制限はない。
【0013】不溶性食物繊維としては、セルロース、小麦ふすま、大豆ファイバー、コーンふすま等が挙げられる。
【0014】水溶性食物繊維としては、例えば、グアーガム、ローカストビーンガム、タラガム、ペクチン、アルギン酸、難消化性デキストリン、グアガム酵素分解物、グルコマンナン等が挙げられる。
【0015】乳酸菌は、一般に腸内環境を整備すると考えられているので、不溶性食物繊維と同じ機能、すなわち、大腸がん予防効果、腸内環境の改善に作用すると考えられる。乳酸菌としては、ラクトバチルス・アシドフィルス、ラクトバチルス・カゼイ、ラクトバチルス・プランタム、ストレプトコッカス・サーモフィラス、ストレプトコッカス・フェリカス、ビフィドバクテリウム・ロンガム等が用いられる。乳酸菌を用いる場合は、粉末、液状の食品が好ましく、適切な培地で培養後、凍結乾燥して、加工食品に添加すると、水分を与えられた場合に生育可能となる。
【0016】オリゴ糖は、腸内細菌によって資化され、一般に腸内環境を整備すると考えられているので、不溶性食物繊維と同じ機能、すなわち、大腸がん予防効果、腸内環境の改善に作用すると考えられる。
【0017】オリゴ糖としては、ラクチュロース、パラチノース、フラクトオリゴ糖、ラフィノース、スタキオース、キシロオリゴ糖、マルトオリゴ糖、トレハロース、ガラクトオリゴ糖等が挙げられる。
【0018】コラーゲンは、皮膚の構成成分の一つであり、良質のアミノ酸を豊富に含むキャベツ発酵エキス末とともに存在すると、新しい皮膚の合成がさらに活性化されるという、従来にない新たな効果を奏することができる。配合するコラーゲンとしては、加水分解あるいは酵素分解をうけたコラーゲンのペプチドも含まれる。
【0019】本発明の健康食品は、上記の5つの成分の他に、例えば、ローヤルゼリー、乳糖、キトサン、ショ糖エステル、レシチン、ビタミン、プロテイン、クロレラ末、ステビア、レモンパウダー、カルシウム、微粒二酸化ケイ素、未変性アルコール等が添加される。
【0020】健康食品の形状は特に限定されず、錠剤、粉剤、顆粒剤、ソフトカプセル化剤あるいは液状であり得る。また、粉剤、顆粒剤、ソフトカプセルは、そのまま飲んでもよいし、水等に溶解して飲んでもよい。
【0021】以下に、本発明の健康食品に含まれるキャベツ発酵エキス末、食物繊維、乳酸菌、オリゴ糖及びコラーゲンの好ましい含有量を示すが、液体あるいはペースト状のものを使用する場合は、乾物換算である。
【0022】キャベツ発酵エキス末は、好ましくは約10〜60重量%、より好ましくは、約20〜50重量%、さらに好ましくは、約30〜40重量%である。
【0023】食物繊維は、好ましくは約5〜30重量%、より好ましくは、約15〜25重量%である。
【0024】乳酸菌は、好ましくは約1〜6重量%、より好ましくは、約2〜4重量%である。
【0025】オリゴ糖は、好ましくは約1〜20重量%、より好ましくは、約5〜15重量%である。
【0026】コラーゲンは、好ましくは約0.01〜15重量%、より好ましくは、約0.05〜10重量%、さらに好ましくは、約0.1〜8重量%である。
【0027】また、本発明の健康食品は、上記の5成分の他に、上記その他の成分を適当量含むことができる。
【0028】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこの実施例に限定されない。
【0029】以下の表1の組成で、健康食品の錠剤(1錠あたり250mg)を作製し、比較例として、コラーゲンを含まない錠剤(比較例1)及びキャベツ発酵エキス末を含まない錠剤(比較例2)(それぞれ1錠あたり250mg)を作製した。なお、比較例2ではキャベツ発酵エキス末の代りにデキストリンを添加した。
【0030】
【0031】本発明の健康食品と比較例1および2の健康食品を、それぞれ、20才〜60才の女性20人のパネラーに、一回5錠、一日2回(合計10錠)、一ヶ月間試食してもらった。15項目の効果を食べる前と比較して効果ありと答えた人数を、表2に示す。
【0032】
【0033】この結果は、キャベツ発酵エキス末とコラーゲンを含む本発明の健康食品を食したほとんどの人は、腸内環境が整備され、化粧ののりが良くなったことを示しており、全体的に健康になって、肌が改善されつつあることが示される。その他の項目も改善の兆しが見られる。さらに長期間食すると、さらなる効果が期待できる。また、キャベツ発酵エキス末を含まない比較例2は、コラーゲンを含んでいるのにも係わらず化粧ののりが良くなく、コラーゲンを含まない比較例1は、比較的化粧ののりが改善されている。また、全体的に見て、美肌効果が現れている。このことは、キャベツ発酵エキス末に美容効果が含まれていることを示しており、コラーゲンと共存させることにより、さらにその効果が増大していることを示している。なお、コラーゲンなしの比較例でも、改善傾向が見られるが、キャベツ発酵エキス末とコラーゲンとを添加することにより、その効果は一層、顕著である。
図の説明
その他
状態の移り変わり
2002/12/20  審査登録
2002/12/20  登録
2001/07/12  審査中
2000/09/12  公開